八王子おんぶ育児の会

八王子おんぶ育児の会は、2012年から八王子市内で活動をしている任意団体です。

電気代ゼロ円のお宅へいってきました!

うちより少し都心に近づいたところにある、藤井さんのおうち
いざ。

とにかく
ゼロ円とは、すごすぎます。


まずは、東京電力と縁が切れているようすを見て入室。

一番気になる、冷蔵庫はどうしているの?
そのこたえは、ここにありました。

気化熱を使った素焼きの冷蔵庫です。
暑ければ暑いほど水が蒸発していくので、アフリカやインドで使われているそうです。
日本でも、室内より晴れた日の屋外の方が冷えるそうです。
肉でも腐らないほど、だそうですが
今回おじゃましたおうちでは主にお豆腐や、飲み物などに
利用されていました。

動物性のたべものは、外出先で食べると決めて
買わないようにされています。


これは、鍋帽子のように
少し熱を入れてから保温で調理。
発泡スチロールの箱に、底だけ溶けないように
鍋しきを使います。


左から、手回し洗濯機。
脱水は手絞りの方が絞れる(T_T)とのことでした。
週に二度は、いわゆる電気洗濯機も回してるそうです。
電気はどうやって作っているの?は、のちほど紹介します。

写真中央バケツに炭を焼いて暖房代わりと
上に網を置いて調理など。
七輪より容器自体が熱くなるので、冬はバケツで
夏は七輪でスミを使われています。


電気は、ベランダで作っています。
独立式ソーラー発電といって、電力会社を通さずに
自分で作って自分で使う。自炊式電力です。
パネルが3枚あります。
いわゆる太陽光パネルは屋根にとりつけているイメージですが
ソーラーパネルは埃、汚れに弱いため
汚れたらすぐに拭ける場所にあるのが良いそうです。
これで、今年の積雪にも耐えれたそうですから
縦置き効果ばつぐん。


梅雨時で太陽光に頼れないときのお助け電力は
自分でこぐ!これぞ、自力で生み出す電力。
ソーラーだけでは電力が足りずに洗濯機が途中で止まってしまうような
お天気のときに乗ると
最後まで動くそうです。


パソコン、プリントだって
動きます。
デスクに置いてあるのはソーラー発電式のラジオと
ソーラーライト。ライトは、ikea製で二千円程度。
充電部分をパカッと外して日中はベランダで太陽光を集めることができるので
ライトスタンドごと動かす手間もなく優秀です。
また、使うときにはライトをソーラーパネルにあてながら使えば
充電をしながら使えるため眠るときに消し忘れると朝までついてることもあるそうです。
ikeaの製品詳細ではフル充電で3時間点灯となっていますが
それよりパワーがありそうです。


直流でつく電球を使えば、ソーラー発電の電気をロスなく
使えます。間にはさむ機械も減るので、らくらく持ち運びも。


うまく撮れなかったけれど、お仕事部屋の様子。



染色&織物作家さんなので
お仕事で縫ったりアイロンをあてたりされるのも
以前より電力に頼らないものに変化したそうです。
アンティークショップで買い求められたスミを使うアイロンはかわいい!!


最後にソーラークッカーで調理したさつまいもをいただきました。
お芋を洗って切って、ソーラークッカーに入れて
外に出しておくだけ。なんて素晴らしい。


おやつタイムもゆっくり過ごして、長居をしてしまいました。
どんどん楽器を出してくださり
子どもたちは大喜び。
帰り道でぐっすりお昼寝となりました。

電気代をゼロにする!なんて、ストイックなことを始めから目標にされていたのではなく
少しづつ他のものに置き換えたり
使い方を変えていったところ、電気代が500円にまで下がったそうです。
そこで、500円分の電力ならば自分で作った分で足りるかもしれない!と、今の生活になったとのことでした。
藤井さんご自身が何より楽しんで取り組んでいらっしゃって
電気とは関係ないけど、めっちゃかわいい!(笑)

そして、電気を使わないことで
生活がシンプルになり、うちの家とは比べ物にならないほどの
整った住まいの様子に何よりうっとりしました。

美しい!

帰宅後
8個口の電源タップを見ながら、どう整理していけば良いのか。と、頭を抱えた私。

キャンプにいって
飲まれそうな暗闇にゾクっとして
風の音に耳を澄ましながら眠って
朝の日差しに感謝をする生活は
別に遠くまで行かなくても自宅でできる。
少し不便、でも
楽しいアイデアや発見のある生活。

私も挑戦してみたいです。
今度、引越したら!なんて先延ばしにするからダメなのかな。

まずは
不要なものを処分するところから始めたいと思います。

みほ