八王子おんぶ育児の会

八王子おんぶ育児の会は、2012年から八王子市内で活動をしている任意団体です。

Eテレ ハートネットTV

NHK Eテレで放送されているハートネットTVのご紹介です。

その前に、のお話。
大阪にいたころに出会った方のお話です。
父とほぼ同じ年齢のお人。
当時伺ったお話は、今でも忘れられません。
私は大学時代に国際紛争や難民支援について研究をするサークルに所属していたのですが
日本に難民?人種差別?と、身近なことは
ぜんぜん見えていませんでした。今思えば赤面で机に突っ伏して号泣したいほど。とはいえ、
それ以外にも当時の私は突っ込みどころ満載なので(服の趣味や、髪型など含め、奇行が目立ったし・・!)
むしろ飽和状態。なわけで、いちいち気にしない。(おいっ!)

そんな、なにもシラネーゼの私に
貧困や差別は遠くにあるのではないと、
大阪釜ヶ崎の等身大を紹介してくださった方です。
紙芝居劇むすびの事務所へも行きました。
むすびのマネージャーさんが普段着キモノの方で
普段に着たいけどなぁとウジウジ悩んでいた私の背中を押していただき
実家に置いたままにしていたお古キモノを八王子に送りました。
むすび発行の新聞に
おんぶの会の広告を載せていただく形で、気持ちだけ応援もしています。
これは、余談として

その、おっちゃんから
ディズニーランドの裏側、児童奴隷労働のことも聞きました。
ディズニー工場がハイチにあった、昔に作られたドキュメンタリー映画があります。
ミッキーマウスがハイチに行く ― ウォルト・ディズニーと搾取の科学」、制作: National Labor Committee (1996)




まだ二十歳そこそこの私。
気だけ強くて、何でもできそう!けれど
本当は無力すぎるんじゃないかと、足がすくみそうなアンバランスさで
世界と対峙していた、あのころ。

地に足つけず、ふわふわ世を憂うのではなく(今でも、ふわふわするけど!)
まず自分にできることをする。
というか、それしか出来ないわけで
だからこそ、自分のすべきことはする。以上!
と、まあ、これは私が、そう解釈してるだけなのだが
教えていただいたことやと思っています。

GAPやNIKEの児童労働の話も、
ずっと頭に残って離れません。
私たちが、何気なく手に取り、セールだからと安易に手に入れていた
その洋服は
子どもたちは脅されたり殴られたりしながら長時間働かされて作ったものでした。給与は支払われていません。
長時間というのは16時間以上。児童というのは、本当に小さな子どもたちです。
10年以上経った今、私には娘ができました。
娘が同じ状況に置かれたらと思うと正気ではいれません。
児童奴隷労働を強いられた彼らの母親だって、同じ気持ちでしょう。
そんな状況は知らん振りで
どうやって作られたかなど想像せず、めまぐるしく入れ替わる流行の衣装を
メディアに煽られ安価で購入する
私たち消費者に心底がっかりしたでしょう。

でも、この状況を消費者による不買運動や市民活動が変えたのです。
ほんの少し。

その少しの積み重ねを信じて、行動を続け
歩いたところが振り返ると道になっていたら
それを希望と感じることができるはず。

私は、そのことを知りました。

ここに書いたことは、ほんの一部です。
めっちゃ少し。

でも、全部は書ききれないので今回の本題へいきますね。

先ほどから紹介していた、そのお方が関わっている団体・施設が、
四月のハートネットTVで3夜連続で放送になるそうです。

4/1は、大阪子どもの貧困アクショングループ。

ひとり親家庭の貧困がどこまで進んでいるのか、
驚かれると思います。とのこと。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-04/01.html

4/2は、障がいを持っている子どもも、そうでない子どもも、独りぼっちのこどもも、みんなの居場所となっていて、
長年、大阪の誇りでもあった、
大阪の「子どもの家」制度が、
橋下大阪市長の号令で、全部、廃止されるという問題について。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-04/02.html

4/3は、逆に、今、京都で画期的成果を挙げている、
孤独な子どもの居場所。
山科醍醐子どものひろばの取り組み。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-04/03.html

八王子でも、孤独な子どもやママさんパパさんの居場所を
作れたらええのになぁと思います。

まずは、
お話を聞くことかな。

なんて書きながら
今日は、用事があって上京した父と4時間会って、とんぼ返りを見送ったので、しんみり。
今は私の話を聞いて欲しいだけかも!

一緒に住んでいたときは、ほとんど話さなかったし
むしろ、父の考えには賛成できないねーと、反抗しっぱなしだったので
母に会いたいことはあっても、父について考えることなんて
ほとんど無かったんですけどね。
それでも、
咀嚼音がうるさいと私が怒って、録音機材を父の前に並べても
変わらず私を信じて愛した父はすごいなぁと
今は思います。
この話、25オーバーの私がした話ですから
けっこうイタイ!

無条件に、親が偉大!とか、家族の絆!と礼賛する考えはありません。
信田さよ子せんせいの著作物
基本的に、賛成です!の立場なので。

じゃ、何かというと
ふるさとを離れて、私を知る人が少ない。というのが
それなりに、しんどい。

今日のように、家族を見送ったり、見送られたりすると実感します。
普段は緊張してるんやなぁと思うんです。

昔から知っている人であれば、後から
わざわざ訂正することじゃなくても
あんな表現をしたら、意地汚いと思われたのでは?
わがままで自分勝手にうつったのでは?
できれば、したくないけど
波風立つので、ちょっと頑張ってやっとこか。など
一つ一つが大したことないとはいえ
気が張っている日常。

しかも、
実際は自分勝手ではないのに、そう思われたかも!訂正しよう!なら、
しんどいけど、まあ良いとして
ほんまに自分勝手だ、わたし!となると
めんどくさい循環でグルグルしてしまいます。

昔から、自分勝手とは知っているけれど
良いところもあるとわかっているから
そんなに、クヨクヨすんなよ。と、旧友にささやかれたくなる。爆

悪循環から抜けると、なんたる時間の無駄!もう、この手には、ひっかからないぞ!と思うものの
また落ちてしまう!

そして、
抜けるときは、いつだって自力ではない。(こら!)
以前、ブログでご紹介をしたマララさんの国連演説を聞いて目が覚めたり(寝てたのか!)
おんぶの会でつながったご縁のおかげで
今、ここに居る。ということ自体を肯定することができたように思います。

一つ一つが偶然ではなく感じられて
生きてたらええことあるんやなぁと思うのです。


最後に、児童労働から子どもたちを守る活動をされている団体をご紹介します。
セーブザチルドレン
http://www.savechildren.or.jp/contribute/index_a.html?gclid=CIi_8qGeuL0CFcEepAod3yAAMg
ACE
http://acejapan.org

Miho